こんばんは、このブログを運営しているしゅふぁ(@ciufa1)です。
一生ダラダラゲームして過ごすのが夢で我武者羅に頑張ってたら気が付いたらワーカーホリックになってました。草も生えない。
さて、昨日こんな事をつぶやきました。
プロゲーマーのビジネス的な価値って本質的な事言うとゲームで勝つことに価値があるんじゃなくて宣伝効果がある事に価値があるんだよね。そういった意味ではゲームで客を呼べてそれで収益が出せるっていう点ではゲーム実況者のが試合に勝ってるだけのプロゲーム選手より何倍も価値があります。
— しゅふぁ@APPDATE (@ciufa1) 2019年2月6日
今日はこのツイートについて深堀りしていきます。
学生にとってはいまいちピンとこない人もいるかもしれないので、主に学生に向けてなるべく分かりやすいように書きました。
プロゲーマーになりたい人は参考にしてみてください。
プロゲーマーには2つの生き方がある
人によって定義が変わるかもしれませんが、私のプロゲーマーの定義は「ゲームをプレイしてお金を稼ぐことができ、そのお金で生活できる人」です。
この定義に従って考えるとプロゲーマーには大きく分けると2つの生き方があると思っています。
賞金稼ぎのesportsプレイヤータイプのプロゲーマー
皆さんがイメージするプロゲーマーってこのタイプだと思います。
確かにesportsの大会で優秀な成績を収めるとゲームによっては億レベルの賞金を得る事ができます。
海外では特に桁違いの賞金がつくesports大会が多いですが、最近では日本でもシャドウバースの大会の賞金が1億を超えて話題になりました。
2018年の「DOTA2」というゲームの優勝賞金はなんと約12億3千万円にもなりましたし、一度優秀な成績を収めれば人生なんて余裕で変える事ができます。(良くも悪くも)
ただあまりにも当然ですが、優秀な成績を収めるには世界トップクラスの実力が必要になり、並大抵の努力で達成できるものではありません。
ゲームだとイマイチピンと来ないかもしれませんが、オリンピックでメダル取るのとおなじくらい難易度は高いんじゃないでしょうか。
以前プロゲーマーのセカンドキャリアの話が話題になった事もありますが、セカンドキャリアで悩む人もこのタイプです。
何故ならゲーミングスキルのみ磨き続けてきて他のスキルがない状態だと、ゲームで勝てなくなった時に路頭に迷う可能性がある為です。
esportsが一般的なスポーツと比べてフィジカルの影響が少ないとは言え、反射神経や動体視力は年齢と共に徐々に衰えていきますので、そうなった時の事は考えておく必要があります。
ゲーム実況者などアイドルタイプのプロゲーマー
繰り返しになりますが、私のプロゲーマーの定義は「ゲームをプレイしてお金を稼ぐことができ、そのお金で生活できる人」です。
Youtuberと呼ばれる人の中にはゲーム実況しかしないで生きてる人も世の中にはたくさんおります。
確かにesportsプレイヤー(選手)とは呼べないですが、その人たちもゲームをプレイする事で飯が食えている以上、立派なプロゲーマーであると言えるでしょう。
そして、このタイプの人の方があまりセカンドキャリアに悩まされません。
何故かというとアイドル的なプロゲーマーは自分自身がコンテンツであり、自分自身に付加価値が付いているので、例えゲームで勝てなくても人気が落ちる事はないですし、究極ゲームしないでもその人が何かやるだけでファンが喜びます。
武闘派esports選手は自分自身ではなく、その人の「強さ」に価値が付いているのでそれが無くなったら当然残る物は少なくなります。
ちょっと後半少し難しかったかもしれないので次の項目でもう少し深堀りして考えましょう。
スポンサー目線でのプロゲーマーの価値の本質
あなたはスポンサー目線で見た場合のプロゲーマーの価値の本質って考えたことありますでしょうか。
例えばあなたがブルーライトカットの眼鏡を作りました。
そこでお金を払ってプロゲーマーに宣伝してもらおうと考えました。
多くのプロゲーマーにメールを送って宣伝を依頼し、返信が来たのが下記の二人だった場合、あなたはどちらのプロゲーマーに依頼しますか?
- ドマイナーなゲームの世界王者。Youtubeチャンネル登録者数1000人。Twitterフォロワー1500人。
- 有名どころのゲーム実況者。Youtubeチャンネル登録者数150000人。Twitterフォロワー200000人。
依頼料が全く同じなら普通②に依頼しますよね。
何が言いたいかというと、スポンサーは自社の商品を宣伝したい為にプロゲーマーのスポンサーになります。
つまり本質的な事言うとプロゲーマーのビジネス的な価値は「ゲームで勝つこと」に価値があるのではなく、「宣伝効果」がある事に価値があります。
よく日本のプロゲーマーは無給とか給料が低いとか言われていますが、それは単純に宣伝効果が低い、スポンサーに貢献できてないという事になるので、ビジネス的な目線で言うと残念ながら当たり前なのです。
ちなみに先ほどの①②ですが、条件次第では①を選ぶときも実はあるのですがその話はまたいつかしたいと思います。
esportsプレイヤータイプも付加価値を付けよう
さて、こうなると賞金稼ぎのesportsプレイヤータイプのプロゲーマーはダメなのかと思う人がいるかもしれませんが、決してそうではありません。
何故なら賞金稼ぎのesportsプレイヤータイプのプロゲーマーも自分自身にもっと付加価値を付け、宣伝効果を高める事は可能だからです。
これは一例ですが、esportsプレイヤーのプレイイングスキルを活かして、ゲームの勝ち方を教える先生ポジションのyoutuberとかにはなりやすいと思います。
そんな暇があったら練習したい!という人も多いかもしれませんが、人に教えるというのは自分の頭でちゃんと理解できていないとできません。
感覚で何となくやっていたら上手く言葉で説明できないはずです。
従って人に教えると自分のゲーム理論をはっきり再認識できるので、意外とプレイングが上手くなったりスランプに陥っても原因を突き止めやすくなったりします。
もちろんそれをやるにあたって必要なスキルも出てくると思いますが、あきらめずに訓練したり勉強したりして一つずつ潰していきましょう。
たまにesports選手やゲーム系youtuberになりたいという大義名分を使ってゲームしかしなくなるタイプの人いますが、最悪手なので絶対にやめましょう。
「好きな事で生きていく」というキャッチフレーズは「好きな事以外は頑張らない」という意味では決してありません。
ちょっと話がずれますが下記の記事も学生にはお勧めなのでぜひ読んでみてください。
今日本のesports市場が固まっていない以上、覚えておかなければならない考え方だと思います。
プロゲーマーの生き方まとめ
下記が本日のまとめになります。
- プロゲーマーにはesportsプレイヤータイプとアイドルタイプがいる。
- プロゲーマーの価値の本質は宣伝効果。
- esportsプレイヤータイプも付加価値をつけて宣伝効果を上げよう。
アイドルタイプ有利みたいな話になってしまった感ありますが、アイドルタイプになるのも難易度はかなり高いので、どちらにしろプロゲーマーになるのはトライ&エラーを繰り返しながら険しい道を歩いていかなければなりまん。
もしあなたがプロゲーマーを目指しているのであれば、宣伝効果に価値があるという事だけは頭の片隅にでも覚えておいてください。
あなたの夢がかなう事を祈ってます。