しゅふぁです。
健康に関する子育て系の情報発信してるインスタグラマーやブロガーで情報ソース載せてない奴ら全員ガチでゴミ。
おっと失礼。初手で荒ぶりました。
ただ、子供とか健康に関してはクソ情報発信しちゃ人間としてダメだろと常日頃から思っている次第です。
声のでかいママブロガーたちの悪意のない誤情報マジで害悪。
中には信じたらあぶねぇ情報もあるし、それを真に受ける読者の親も知能がパッパラパ―すぎる。よくそんなんで親になれたな(※過激派)
そんなわけで全然納得できる情報なかったんで自分で調べてみたシリーズです。
数年前の私が調べてメモにしてた記事のお披露目回になります。
メモがキレ散らかしてて笑った。
当サイトの掲載情報につきましては、出来る限り正確な情報であるよう調査した上で掲載しておりますが、正確性、安全性を保障するものではありません。鵜呑みにするなよ!自分で考えてこその云々だぞ!
運動できるとアドでしかない
本題に入ります。
小学校の時にクラスで人気者になる子って運動できる子が多いですよね。
皆さんは子供の頃いかがでしたか?
………
うん、ごめん、愚問でしたね。すまない。
はい、ここからは過去の自分が書いた記事なので真面目な内容です。ご安心ください。
話を元に戻しますが、自分の小学校時代を思い返してみても、「お金持ちの子」や「勉強ができる子」よりも「スポーツ万能な子」が圧倒的に人気があった記憶があります。
理由は簡単で、人間は現在の状況に好影響を与える人を評価するという傾向があり、子供の学校生活において一番他者に好影響を与えるのは「性格のポジティブさ」と「運動能力の高さ」だからです。
言い換えると「性格のポジティブさ」と「運動能力の高さ」は子供が他の子供を評価する上で重要な要素であり、その重要な要素である運動に自信を持てるかどうかはその子の人生を大きく左右すると私は考えています。
また、運動で活躍する事によって自己肯定感が高まり、ストレスも解消されやすくなるので結果的に「性格のポジティブさ」にも好影響が出ると考えられますので、自分の子供はできれば運動が得意な子に育ってほしいと思っています。
しかし、そうは言っても
「運動神経は悪いのは遺伝だし‥」
「親が運動音痴だからあまり期待できない」
と思い込んでしまっている人も多いのではないでしょうか。
実はそんなことはありません。
運動神経を鍛える事は可能で、両親が運動苦手でも運動が得意という人は世の中にたくさんいます。
本当のトップアスリートを目指すという事であれば遺伝は無視できない大きな要素になりますが、一般レベルで運動が得意と言えるくらいのレベルには誰だってなることができます。
ただし運動する時期は運動能力を鍛える上でかなり重要で、この事を知らないと子供のポテンシャルを引き出す上で最高の時期を逃してしまう事になり、時期を過ぎた後から鍛えても伸びにくいです。(※これは大人の身長を伸ばすのが難しいのと同じような理由です。)
子供の本来ある能力を開花させてあげれないのは非常に勿体ない事だと思いますので、是非知らない方は最後まで読んで頂けますと幸いです。
※この記事は「運動神経が良い」=「自分の体を上手く操作できる能力」と言う意味で運動神経という言葉を使用します。
運動神経を鍛えるにはどうすれば良いのか
人間は生まれてから成人するまでの間に、神経や骨、臓器など様々なものが成長していきます。
その成長具合(成長する時期)を表したものがスキャモンの発育曲線と呼ばれる下の図です。
20歳までの成長による変化率を、「一般型」「神経型」「生殖型」「リンパ系型」の4つに分けてグラフ化しています。
- 一般型‥骨、臓器、筋肉、等
- 神経型‥脳、脊髄、感覚器等
- 生殖型‥生殖器、乳房、咽頭等
- リンパ系型‥胸腺などのリンパ組織
運動に強く影響するのがこの「一般型」「神経型」で、これらが著しく成長する時期に悪影響が出ない範囲でなるべく適切な運動(トレーニング)を行うのが最も効果的に運動能力を鍛える事ができると言われています。
特に「神経型」が重要で、いわゆる「運動神経が良い」というのは「自分の体を上手く操作できる能力に長けている」ということです。
体の操作を指示するのは当然脳であり、脳と体の神経回路がしっかり連結しているほど、電気信号は早く正しく伝わります。
つまり運動神経を良くするには「神経型」の成長が著しい5歳までの時期の運動が超重要ということになります。
運動神経の鍛え方について検索したりすると、よく「運動神経を鍛えるなら幼少期の運動が重要」といった記事が多く見つかるのは、「神経型」の成長が5歳までに80%、12歳までにはほぼ100%になる為です。
一方で「一般型」の成長は12歳頃でもまだ50%程度しかなく、その時期ではまだ長期間及び高負荷なトレーニングには適していません。それどころかオスグッド病(成長病、私もなりました。。)になりやすくなる等、悪影響が出やすくなる可能性がありますので注意が必要です。
‥
ここまでが本でもよく出てくる定説です。
ここからは私の個人的な考察の色が強くなります。
というのも、実はスキャモンの曲線は1930年に発表された、約90年も昔の研究結果です。
スキャモンの曲線は、生まれたての状態を0%の状態としていますが、実際には胎児の段階である程度成長が進んでいる為、正確なデータとは言えないとのことで2015年に再検証されました。その図が下記です。
黒い点線が従来のスキャモンの曲線、青色が「神経型」、緑色が「リンパ系型」、赤色が「一般型」になります。生殖型は一般型とパターンが似ているため統合されました。
この新しい曲線を見ると「神経型」の成長が1歳になる頃には80%も進んでいるため、同じ理屈で考えるなら1歳までの運動が超重要という事になってきます。
しかし、0~1歳なんて満足に運動できませんし、ハイハイ、つかまり立ち、歩行などの動作が早い時期でできるようになった方が運動量も増えるため有利というちょっと乱暴な話になります。
どちらにせよ、身も蓋もない話ではありますが運動神経を鍛えるならなるべく小さいうちから悪影響が出ない範囲(※超重要)でなるべく体動かせという結論になりそうです。
くれぐれも運動神経を鍛えたいからと言って無理な運動を強いないよう気をつけてください。
運動神経は遺伝するのか?
「〇〇くんは運動神経が良くて良いわね~」
「うちの子は私に似て運動神経が悪いから‥」
運動会でお母さんたちがしてそうな会話ですが、運動神経、つまり「神経型」の発育には遺伝よりも幼少期の運動による影響が強くでます。
(※本によっては遺伝しないと言い切っているものもありますが、そういう研究結果の情報を見つけられなかったので本記事ではこのような言い方になります。筆者個人としては遺伝による影響はゼロではないと思っています。)
そのため、幼少期に運動をしっかりさせれば、少なくとも体育の時間にいつも憂鬱な気分になってしまうような子になる確率はかなり低くなると言えるでしょう。
一方で、体格や筋肉タイプ(速筋、遅筋)などの体そのものの発育は遺伝が大きく関わってきますので、幼少期に運動神経をしっかり鍛えれば誰でもスポーツ選手になれるというような事ではありません。
そのため、シンプルに運動能力を競うスポーツ(陸上競技等)であればあるほど遺伝による影響が強く出ます。極端な例を出すと、小柄な女性がどんな運動神経に良くても190cmあるような巨漢に格闘技で勝つのは不可能です。
逆に技術が必要なスポーツでは遺伝要素をカバーできる可能性は高くなります。
卓球の福原愛選手が身体が出来上がっていない時期から大活躍できたのは、卓球が他のスポーツと比べそこまで筋力的な影響受けず、かつ反応能力(合図に素早く正確に反応する能力)や識別能力(手や足、遊具などを精密に操作する能力)などの「神経型」が重要なスポーツだったからと言えるでしょう。
実際どういった運動をすれば良いのか
なるべく小さいうちから悪影響が出ない範囲で体動かせという話をしましたが、実際にどんな運動をさせれば良いか分からないという方も多いと思います。
結論としては、可能な限り様々な動作を行う様々な”遊び”を一緒に行いましょう。
運動やトレーニングと言うといわゆる”筋肉に負荷を与える”というイメージが出てきてしまいますが、神経を鍛えるのであれば、必ずしも疲れないといけないというわけではありません。
散歩、追いかけっこ、砂遊び、滑り台、ジャングルジム、鉄棒ぶら下がり等、基本的に外での遊びは運動神経を鍛える上で非常に効果的です。
昔は外遊びしていく上で自然と運動神経が鍛えられていましたが、現在では外遊びをする機会が減りましたので工夫が必要になります。
工夫というと難しく感じてしまうかもしれませんが、要はなるべく体の色んな部位を使って遊べば良いです。
大人によじ登る、ボール遊び、片足立ち、けんけんぱ、トランポリン、ダンス等、家でもできる運動はたくさんあります。
成長期を逃したら運動しても手遅れなのか
何を持って手遅れとするのかにもよるのですが、成人してからでも”運動能力”は鍛えることは可能です。
確かにトップアスリートを目指すなら幼少期の運動経験は必須です。成長のタイミングを逃すと運動神経を鍛えるのは難しくなりますが、スポーツの上手さは運動神経だけじゃなく、筋肉、体格など様々な要素に影響されます。
また、運動神経と一言で言ってもスポーツによって伸びていく神経は違うので「サッカーは得意だけど卓球は苦手」という人だっています。
野球界のレジェンドのあのイチローさんですら、バスケやらせたらワンチャン一般人以下です。
自分の得意なスポーツを発見でき、トレーニングを積めば上級者レベルになる事だって全然可能です。
まとめ
今回はいつもにまして分かりにくい説明が多かったと思いますのでまとめます。
- 運動神経は幼少期の運動によって鍛えられるので、小さいうちから悪影響が出ない範囲でなるべく体を動かしたほうが良い。
- 運動神経は遺伝より幼少期の運動のほうが強い影響を受ける。
- 運動神経を鍛えるなら外遊びが一番。身体の様々な部位を使った運動をまんべんなく行おう。
- スポーツは運動神経だけで決まらないので、成長期を逃しても上手くはなれる。
- ただしプロ並みは幼少期の運動必須。
終わりに
昔の俺によると運動能力について情報を手当り次第インプットしたので脳内がごちゃごちゃになり、整理するのが大変だったらしい。
ちなみにこの調査に則り、我が娘にも幼児の頃からなるべく体を使わせるように心がけた。
少なくとも運動苦手そうには全く見えないので、勉強した内容は無駄ではなかったと思う。
少しでもあなたの生活を変えるヒントになりましたら幸いです。
参考資料
他にもいっぱいあるけどリンク張るのだるいんでこの辺で。